本日のレコード




円盤名THE SCENE CHANGES
演奏 BUD POWELL
曲目 SIDE1 CLEOPATRA'S DREAM
DUID DEED
DOWN WITH IT
DANCELAND
BORDERICK
SIDE2 CROSSIN' THE CHANNEL
COMIN' UP
GETTIN' THERE
THE SCENE CHANGES
演奏者

Bud Powell piano
Paul Chambers bass
Art taylor drums
録音1958年10月
ソースLP
ジャンルジャズ
今でこそこのレコードが、とてつもなく有名であることを知っているが、10数年前「CLEOPATRA'S DREAM」が TV−CMで流れてきたときは、まるで知らなかった。
知らなかったけれども、そのカッコ良さにすっかりしびれてしまい「ブルー・ノートを聴きながら、ビールを飲む」 というコピーに、「大人になったら、きっとそうしよう」と心に誓ったのであるが、「ブルー・ノート」が何であるか 知らなかった。この曲の名前なんだろうと決めつけてしまっていたが「ブルー・ノート」が レーベルであり、曲の名前は「CLEOPATRA'S DREAM」である事を、それから10年近く経ってから知ったときは少し恥ずかしかった。
そんな訳で「CLEOPATRA'S DREAM」ばかりが取りざたされるこのレコードであるが、実はもう一つ有名な話がある。
B面のあるところで演奏の後ろに子供の泣き声がするのである。とはいってももちろん心霊現象などではない。 パウエルの子供(ジャケットの写真でピアノを弾くパウエルの横から覗き込んでいる)が、 録音についてきていたらしいのだが、その子供が演奏中に何故か泣き出してしまう様子がいっしょに録音されているのだ。
もちろん演奏中のことなので、よーく耳をそばだてて聴いていないと気が付かないし、おぞくたい再生装置では どこに入っているのか判断出来なかったので、「この声が聞こえないステレオは役立たずである」という 話になってしまい、慌てて普段聴かないB面を聴き直した覚えがある。
知らなかった人、一度試してみては?





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