ぱぁむでぱう 其の弐

その2 無いのなら作ってしまえ ぱうフォント


そうなると気になるのが標準フォントとして使われている12ドットフォント。
はんどえらでは一番使用頻度の高いフォントです。
Narita Fontとか東雲、ナガ10などもよく出来ているのですが、こればっかりは好みです。特にボールドフォントとして使用するのには、正直言って、今一つ気に入ったフォントがありませんでした。
Windowsフォントから抜き出してきて使ったりもしました。著作権の問題とかグレーな部分もあるようですが「MSゴシック」は読みやすかったです。
でも面白味に欠けるんだな(^^;
「ここは一つ、自分で作るしかあるまい!」そう思ったのは自然な成り行きだったと言えるでしょう(本当か?)
何だかんだとフォントをいじっているうちに、フォントというものの造りというか、「どんな風に出来上がっているのだろう」と興味が湧いたのが正直な気持ちで。特に「作ってやろう」と意気込んだわけでは無く、軽い気持ちで、まるでPalmの裏蓋を外してみるがごとくの感覚でフォントの構造を見てみようと思い立っただけだったのです。
私もLXerの端くれです。元々LXでもって ぱう さんが、ぱうフォントの製作をし易いように。と作られたとも言われる、浜島さん作の「フォン太君」なるソフトがあります。早速試してみる事にしました。
「へぇ〜」「ほぉ〜」などと妙に関心しつつ初めは眺めておりました。このフォン太君は一度に同サイズのフォントを2つ表示させることが出来、見比べながら処理することが可能なフォントエディタで、試しにぷちぷちとしてみたところ同じ文字だったものが全然違って見えます。 「お、これは面白いや」そう思ってしまったのが苦労の始まりだったのかもしれません。
「遊び、遊び」「ちょっとした暇つぶしさぁ」自分でもよくわからん理由をつけながら一文字、二文字と変化をさせてみます。なんだか簡単そうです。「これだったら自分でぱうフォントを12ドットに変えられるんじゃないかな」「確か任意のラインを抜いて変形させることのできるソフトがあったよな」「大筋で縮小させといて、後はちょこちょこっと手直ししてやれば・・・」
大間違いでした(T▽T)
世の中、そんなに単純にはできていません。「それらしく見せる」ってことがいかに大変なことか...すぐに思い知らされることになります。

前置きが長くなりました。
結局、当初の願はむなしく、ぱうフォントとは別物になってしまいましたが、最後までお手本にさせていただき苦節3ヶ月(笑)何とか第一水準の漢字まで完成にこぎつけました。
手直しも必要とは思いますが、試しにHandEraで表示させてみたところ、我ながら誉めてやりたい出来なのではないかと思えましたので、とりあえずここに公開したいと思います。


こちらのページには画面をキャプチャしたものを並べてあります。面白そうだと思ったら使ってみてください。

ダウンロード


(注意) 第2水準の漢字もデータとしては入っています。が、ぱうフォント疑似TTFを変換させただけのものなので読むのは困難です。

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