2004/11/09(火) 遥かなるオルヴァル。

7:00起床。ミディ駅から9:36発のルクセンブルグ行きに乗る。LIBAMONTの駅で既に待っていたVIRTON行きに乗換て、12:15にはFLORENVILLEの駅に降りたった。
駅前に何も無いので少し驚いたが、10分遅れで到着した12:30のバスに乗り込んで、運転手にオルヴァルまで、と告げると1.2ユーロであった。
バスはしばらく走り停留所に到着。したらしいが周りには何も無い。てっきりオルヴァルの正面に到着するものと思っていた私は少し焦り運転手に訪ねると、向こうに歩いて500mだと言う。礼を言ってバスを降り言われた方向に歩くと、カーブの向こうにおなじみのマークが浮き彫りになっている建物が確認できた。
ほっとしながら歩いて行き、しかし手前で本日の目的であるカフェ A l'Ange Gardien(だったよな確か^^;)に入る。
ビールはオルヴァルのみ。一部では「緑オルヴァル」とも呼ばれる、オルヴァル3.5゚は2.00ユーロ。これを飲む為にここまでやってきたのだ。
あとのメニューは読めないが、一部写真も載っていたのでチキンの煮込みらしきものを指差して注文する。落ち着いてよくよく見れば、料理もオルヴァルのチーズを使ったものが多いようだ。まさにオルヴァル一色のカフェである。
さて肝心の料理であるが、煮込んで柔らかくなった骨付きのチキンと茹でたジャガイモにオルヴァルチーズのソースがかかっている。というシンプルと言えばシンプルなもので、正直味の方は好みで無かった。
オルヴァル3.5゚は一般に売られて無いのでラベルは無く、他の人が飲んでいるのを見て「緑」の名はグラスの「orval」の文字が緑だからかもしれないと思ったのだが、私の前に出されたグラスの文字は紺色であった。よくわからない(^^;
こちらも、どちらかと言うと味が軽く、飲み比べたら普通のオルヴァルの方が旨いと思われたが、こういうものは気分である。ビール2杯とチキンを食べてカフェを後にした。
帰りは迎えが来ている。行きこそ連絡の良い列車を使ってここまで来たが、バスと列車は2時間に1本くらいしか無く、おまけにバスは時間通りには走っていない。と聞いていたので、先日一緒に食事をした知り合いが「ルクセンブルグに用事がある」と言っていた日に合わせてオルヴァル行きを計画したのだ。
そんなわけで、オルヴァルにも寄らずブリュッセルまで送ってもらった。
市内に入った所で降ろしてもらい、地下鉄で中央駅に出てモールシュビトで一休みしてグースを飲む。夕方の込み合う時間帯は初めてだったが、これはこれでまた良い雰囲気なのかもしれない。ざわざわしてても昼間の騒がしさとは感じが違う。
外に出た頃はすっかり暗くなっていた。トラムに乗って部屋に戻るとビールを飲みながら昨日作ったビール煮込みの片方(実は2種類作った。こっちの肉は何の肉なのかわからない)を食べ、食べ終わってからも、もう一つの煮込みに火を入れつつ飲んで、適当なところで寝た。
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