01/10/11(木) 至福のアントワープ
7:00起床。アントワープに向かう。
今日はストも無いようで安心し、切符を買って電車に乗る。少々送れているようだが、このくらいは日常茶飯事なのだろう。アントワープに着くと早速地図を買い、カフェを探す。買った地図より持って来た地図の方が役に立ったけど...
クインテン・マトシースを見付けたが開店は12時。付近をブラブラして時間を潰すし、12時、開店と同時に店に入る。店内の雰囲気も素晴しい。
Quinten Matsijs
Moriaanstraat 17, 2000 Antwerpen
03/225.01.70
「アントワープ最古の店。地元のソーセージやプディングでデ・コーニンクが飲める」。
と紹介されていたので、デコーニンクとプディングを頼もうとするがプディングは無いというようなことを言う。意味が良くわからないので注文をソーセージに変える。
デ・コーニンク 55fb。ソーセージが190fb。
どちらも旨い!
ソーセージはスープで煮込んであるものみたいで、たっぷりと付いてくるマスタードを付け口に入れたところでデコーニンクを飲むと最高。
パンも付いてくるので、バターとマスタードを付けたり、スープに浸して食べたりした。スープは少し塩辛いが味は良い。
あっという間にデ・コーニンクを2杯飲んでしまった。こんなんで他のカフェも巡れるだろうか。
ゆったり気分良く食事も済ませ、酔い覚ましに少し歩いた後、ダヴェルネ・ビールランドへ。
Taverne Bierland
Korte Nieuwstraat 28
03/231.23.40
「450種類以上。12:00開店。日曜休み」
と書いてあったが、まったく別の店になっているようだ。プールバーのようになっており、若者がたむろしていて音楽もうるさいし、ビールなどろくに置いて無く、信じられないことにデコーニンクすら無い。
入ってしまったものはしょうが無いのでデュベルを頼んだが冷し過ぎ。樽生もMAESくらいしか無い。と、コーラをビールで割って飲んでいるじゃないか。信じられん、ベルギービールの未来は暗いぞ。
気分はすっかり最悪になり、飲んでさっさと出ると別の店を探す。
次にカフェ・デン・ベンゲルへ。エンゲルとの違いはよくわからない。
Cafe den Bengel
Grote Markt 5,2000 Antwerpen
03/233.32.90
Cafe den Engel
Grote Markt 3,2000 Antwerpen
03/233.12.52
まったく隣合って立っている。多分それぞれに違うコンセプトがあるのだろう。気楽な飲み屋って感じで元気なおばちゃんがビールを注いでくれた。
もちろん飲んだのはデ・コーニンク。そのいいかげんそうな手順とは裏腹に、奇麗に盛り上がったきめ細かい泡が美しく、 口当たりも滑らかで、何杯でも飲めそう。
1杯、50fb。安くて旨くて、得した気分。
奥に長いので昼間の光が半分ほどまで射し込み、店内には明かりも点いて無いので、その光と影のバランスが静けさを演出していて、すぐ側で行なわれている改修工事の音すら気にならない。「夜は人で賑わうのだろうなぁ」などと考えにふけっていたら観光客の一団がやってきて五月蝿くなった。
あーあ、ステラなんか飲んじゃって... と思わずにはいられない。だから、コーラのビール割を飲むなって。
続いてクルミナトールに行く。
Kulminator
Vleminckveld b 32
03/232.45.38
開店 月-20:00 火〜金-12:00 土-17:00
「ビール500種類以上。指折りのバー」とあったが、店を見つけるのに手間取り、最後になった。
いやぁ、その説明通りの素晴しいバー。
ヴィンテージもののビールが揃っていて最高の気分。ズラリと並んだビールリストの中から、先ずはシメイ ブルーの1980年物(443fb)を飲んだが、このうえなく素晴しい。さすがに発砲性は残っておらず、泡はほとんど立たないが、その奥深い味を何と表現して良いか思いつかない。
続いてウエストマルの93年もの(153fb)を飲む。これまた素晴しい。以前、日本での賞味期限が切れたものを飲んだときも素晴らしかったが、それ以上の味わいである。
悔しいことに、酒は飲むと酔うのだ。これ以上は無理と判断し、後ろ髪引かれる思いで店を出る。絶対またこよう。
もうベロンベロンになり、帰る事を決意。ちょっと道を間違えて遠回りしたが、無事中央駅到着。電車に乗る。17:40発だった。
気が付くとブリュッセルに着いており、慌てて降りる。トラムでは寝たく無かったのでずっと立っており、部屋に入るなり寝た。多分7:00頃だと思う。
0:00頃、ふと目を醒ます。ビールを飲んでまた寝た。
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