2004/11/12(金) ビールとムールと夜更しと。

7:30起床。胃腸の回復するのを待って3フォンテーネンへ行くことに。
12:11発の列車でベールセルに向うが、今日の車掌は、このチケットでは駄目だと言う。鉄道の『B』のマークが入ってないと使えないと言うのだ。
つまり、トラム、地下鉄、バスのチケットは共通であるが、そこに鉄道も加わりブリュッセル市内の公共交通機関すべてで利用できるカードが別にあるらしい。チケットを通す機械は一緒だし、今までは何も言われなかったので同じ物だと思っていたのだが...
使えないんだったら機械ではじけよな。と思いつつ1.40ユーロを支払う。
3フォンテーネンでは先日の丸刈りのあんちゃんが私を見つけて微笑んだ。どうやら覚えてくれてたらしいが、注文への不安は残る。
ジビエ料理はメニューに6品。もちろん読めないしうろ覚えなので、多分野ウサギと思われる肉の料理と97年のグースを頼む。
今回は大丈夫そうだと安心したのも束の間。持って来たグースはグラス1杯だけで、あれ?と思いつつ口を付けてみると、やはり普通のグースである。手招きして間違いを指摘すると、代わりにおばちゃんがやって来て「申し訳ない。どうしたらよいか?」と聞いているようだったので、口をつけたものを返すのも何だし、ヴィンテージも飲みたいしで、追加で97年のグースを持って来てもらい、図らずも飲み比べを始める。
味の違いははっきりしていて、97年は優しくて滑らかで、それでいて奥深い。
野ウサギと思われる肉も黒くて歯ごたえがあり、しかし硬くて顎が疲れるとか言うのではなくて、弾力があって噛みしめる度に味を放出しながら解れていくような。97年のグースとも相性が良くて大変満足だった。
さて、しかし、短時間で1本半を飲んだツケはやはりやってきた。14:36の列車に乗った辺りから怪しくなり始め、部屋に辿りついたら速攻で寝てしまったのである。
ソファーで寝てたので寒さで目を覚ましたのが18時少し前。間もなく、いつもチケットを取ってもらう旅行社の知人が迎えに来てムールを食べに向かう。
途中、毎度一緒になる2人を拾い、行列ができる?有名なムール屋さんに。

Bonne Humeur
244 Chaussee de Louvain 1030 Bruxelles
tel : 02/230.7169
運よく丁度テーブルが空いたところで座れたが、4人がけのテーブルが10程並ぶこじんまりとした定食屋さんで、食べてる間も待ってる人が2組位居る状態だった。酔いも醒めているのかどうか、腹も空いているのかどうかわからないような状態であったが、ムールは口に入れるとツルツル、プリプリしていて美味しく、段々とそんなことはきにならなくなり、しっかりと食べ尽くす。
ただし、スープと中の野菜までは食べきれない。どうしてもスープは塩辛くなるし、風味付けのセロリと玉葱は、これでもかとばかりに入っていて途中で遠慮願った。
食べ終わると店を出てアイリシュパブに落ち着き飲み始めたのであるが、その後の話の展開から、ディスコ、カラオケとはしごして部屋に戻ったのは4:30位になってしまった。
当然速攻で寝た。

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